大会実行委員長
寺田達也
ウィルダネス・メディカル・アソシエイツ・ジャパン
第3回目を迎えるウィルダネスリスクマネジメントカンファレンスですが、今回の大会テーマを「グローバル時代のアウトドアリスクマネジメントを考える」としました。ここ数年訪日外国人の数が劇的に増加しています(日本政府観光局参照)。理由は色々あると思いますが、多くの外国人の方が日本に興味を持ち、足を運んでいただけるのは、日本人としてとても嬉しく感じています。この波は当然アウトドア業界にも押し寄せ、多くの外国人の方が日本の自然の中で楽しむ姿を目にするようになりました。一方で、有名な観光に集中したり、日本人ガイドや外国人クライエントの間には言葉の問題やカルチャーの違いなどが引き起こすトラブルも現場ではたびたび発生しており、それは今後ツーリストの増加に伴って増えていくことが予想されます。
このカンファレンスでは、日本でアウトドアビジネスを営む3名のゲストを招き、日本と海外のアウトドアツーリズムの違いや、日本のアウトドアビジネスについて感じることをご紹介いただきます。このカンファレンスでは、どちらのスタイルが良いかということではなく、日本と外国の方の考えや行動の特性の違いを理解し、お互いの違いを受け入れ、どう配慮すれば、アウトドアプロバイダーがインバウンドを対象とした安全でより価値のあるビジネスができるか情報交換したいと思います。
大会テーマとは別に、アウトドアリスクマネジメントに関する、ワークショップも満載です。インバウンドにあまり興味がない方も、すべてのアウトドアプロバイダーの方に、価値のある情報をお約束します。お気軽に遊びに来てください!