白山ジオトレイルの安全対策

赤坂剛史(白山ジオトレイル実行委員会実行委員長/金沢工業大学講師/ランニングライフ代表)

日本で唯一の国際規格である食料背負ってテント泊の7日間250キロのステージ制トレイルレースである白山ジオトレイルは、実行委員長の赤坂がこれまで挑戦したサハラマラソンや南極マラソンなどのステージ制レースを基に国際規格の大会を企画し、石川県の霊峰白山と白山麓で2012年の3日間のプレ大会から始め、2013年に第1回を開催し、今年で第6回を迎えます。参加人数は国内外から約40名が参加します。

本大会は8月下旬に開催するため、これまで白山麓の低山地域では酷暑により熱中症、標高2000mを超える山岳地域では天候急変などで低体温症になる選手もいました。また食料自給で7日間を過ごすため体調を崩す選手もいました。

白山ジオトレイルでは医師及び看護師が随行しますが、選手の不測の事態に備えて、白山ジオトレイル実行委員会では野外救急法の勉強会を実施したり、WFA講習会を開催し、主要スタッフが受講して安全対策向上に努めて参りました。またWFA医師資格者に実行委員に入って頂き、特に熱中症に対する対策を講じて参りました。

来年の東京オリンピックの影響もあり、2020年の白山ジオトレイルに対して海外からの問い合わせも多く、インバウンド戦略が始まっているとともに、外国人に対する言葉を超えた世界基準の安全対策を講じていく必要があります。

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