今回のリレー投稿ですが、最近、私の周りでPTSDに苦しんでいる方々に会う事があり、『PTSD』について少し考えさせて頂ければと思います。
PTSDってご存知ですか? PTSDとはPost Traumatic Stress Disorderの頭文字で、日本語では、心的外傷後ストレス障害と呼ばれています。 強烈なショック体験、強い精神的なストレスが、こころの傷となり、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じてしまうものです。
原因は、自然災害、火事、交通事故、虐待、性的暴行、暴力や犯罪被害など多岐に渡ります。
突然トラウマとなった経験をフラッシュバックで追体験したり、不安や緊張が続いたり、その話題を口にするのを避けたり、眠れない、悪夢をみる、気分が揺れ動いたり、めまいや頭痛といった様々な症状が出てきます。
そういった体験をしてから数週間後、ときには何年、何十年もたってから症状が出ることもあります。
非常に辛い体験をする事によって、誰でも眠れなくなったり食欲がなくなったりする事はありますが、それが何カ月も続いてしまう時は、PTSDの可能性があると思います。
誰にでもPTSDになる可能性はありますし、症状が出ていても、PTSDだと気がつかないこともあります。 もしPTSDかもしれないと思ったら、まずは専門家の診断を受けてみて頂きたいです。 被害の種類によって多くの相談窓口が用意されていますし、地元の精神保健福祉センターや、精神科、心療内科など、PTSDに知識のある専門医やカウンセラーのいる施設も多々あります。
性的被害や虐待等の被害はなかなか人に相談するのが簡単ではないと思いますし、相談出来ずに一人で苦しんでいる方も多いと思います。 またPTSDに苦しんでいる方の家族や友人も自分が何とかしようと一杯一杯になってしまっている方も多いと思いますが、 そんな方々の第一歩に繋がればと思っての投稿でした。
私もまだまだ勉強中ですが、まず第一歩と考えると、個人的には、家族や友人に相談したり、相談される事で、楽になりました。
ありがとうございました。
WRMJ理事
近藤大介(SOLO Japan)