Wilderness Risk Management Conference参加報告

WRMJ構想の元祖である本場アメリカのWRM Conferenceに参加してきました。WRMCは、1993年に、アメリカで最も成功をおさめている野外指導者学校の一つであるNational Outdoor Leader School:NOLSの主催で始まりました。24回目を迎える今年は、メーン州ポートランドで行われ、約600名の参加者が集い、SOLO、WMI、WMTC、DMMなどの野外救急法プロバイダーをはじめ、各種アウトドアメーカー、野外学校など35団体が出展するなど、全米最大の野外カンファレンスの一つに成長しています。プログラムは、「スタッフトレーニング」「フィールドテクニック」「法律」「プログラム管理」「緊急時対応」の5つのテーマに別れ、2日間かけて、それぞれ8つのワークショップが開催されました。ワークショップの内容も大変刺激的でしたが、個人的には、2015年に飛び込んだ野外救急法の世界ですが、全米のビックプロバイダーのボスとまとめてネットワークを作れたのは、今回のカンファレンスの最大の収穫でした。また、今回のカンファレンスでSOLO国内第1号インストラクターで、WRMJの新理事として協力してくれることになった近藤大介さんと繋がったことも、今後のWRMJの発展のために大きな一歩です。国内でも、野外リスクマネジメントに関わる専門家がお互いのバックグランドをリスペクトしつつ、一致団結して野外業界全体の安心と安全を語れる日がくるといいですね。次回WRMCはオレゴン州のポートランド、2018年11月1-3です。オレゴンでお会いしましょう。

WMTCディレクター岡村泰斗

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