シンポジウム

ITは山の安全をどこまで守れるのか

近年ITの進歩により、以前には考えられなかった便利な山の情報及び救助システムが開発されています。一方で、十分な知識や技術がなく、登山を行うユーザーへの安全啓発も課題となっています。このシンポジウムでは、ITを活用した最先端のリスクマネジメントシステムを紹介するとともに、今後我々野外プロバイダー及びユーザーがこれらの技術をどう活用すべきかを考えるための時間とします。
コーディネーター:岡村泰斗(株式会社backcountry classroom代表取締役)

パネラー紹介
猪熊隆之氏(株式会社ヤマテン代表取締役)
ヤマテン紹介:全国18山域59山の山頂の天気予報や登山で予想される気象リスクについての気象予報士の解説、大荒れ情報や「今週末のおすすめ山域」、各種予想天気図、ライブカメラなどをご利用いただけます。また、GWや年末年始など大型連休前には週間予報やおすすめ山域を発表しています。自動化した予報ではなく、気象予報士がその山の気象条件や地形による影響などを考慮して発表しています。そのため、富山県山岳警備隊、長野県山岳救助隊などのプロの皆様にも利用していただいています。

久我一総氏(AUTHENTIC JAPAN株式会社代表取締役)
ココヘリ紹介:ココヘリは、遭難者を早期発見する会員制サービスです。ココヘリ会員には発信機が貸与され、その電波を捜索ヘリから探知します。発信器とヘリの強力な組み合わせにより、上空数キロメートルからでも遭難者の信号をキャッチし、正確な位置情報を救助隊に提供し、72時間の壁を破り、格段に生存率を高めます。

春山慶彦氏(株式会社ヤマップ代表取締役)
ヤマップ紹介:携帯の電波が届かない山の中でも、スマートフォンの GPS 機能で現在地と登山ルートがわかる登山アプリです。山行の軌跡や写真が活動記録として日々投稿されているので、山の情報収集に活用したり、全国の登山 好きと交流することもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームサービスです。

※順不同